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3.決着
一度会社から出された条件を持ち帰りましたが、退社する意は変わりませんでした。
再度、社長に退社の意を伝えました。
もうどうしてもやってもらいたい!
会社としては受注してしまった以上はやらなければいけない。技術者が不足しているか
ら是非やってもらいたい。
と言われました。
自分
「自分の意見としては、他にも技術者はたくさんいるのに何故やらせないのか?」
社長
「できないからやらせないんだ。」
自分
「やらせないからできないんです。
自分はわからないことも勉強したり、調べたりして今までの困難を解決してきました。
だから、できないが理解できません。」
社長
「会社には適材適所で役割がある。
できない人間にやらせて会社が損害を被ったら困る。」
今の自分にはそれが理解できませんでした。
一生懸命やってる人間も、それなりにしかやらない人間も評価は一緒で
しかもそれなりにしかやらない人間のほうが給料が上という現実。
社長の意見に納得はできなかったので
やはり退社の意は変わりません。
と伝えました。
社長は
「なにがなんでも会社としては現場を納めてほしい。
給料を今まで倍、他に希望あれば要件を飲む。
だからやってもらいたい。」
とのことでした。
実は自分には辞めた後のビジョンがありました。
こうして行きたいという方向はしっかりと決めていました。
再度持ち帰り、冷静に考えて要件を出して、現場をやらせてもらったほうがいいかな?
と思ったのです。
【続く】